肢体不自由教育 No.204
授業が生きる肢体不自由教育のコツ
平成23年度ももうすぐ終わろうとしています。大人になってからの1年はあっという間に過ぎていきます。歳を重ねると、ますますその感は強くなっています。子供のころの1年は時間がゆっくり過ぎていき、夏休みやクリスマスが待ち遠しくて仕方ありませんでした。
教員として経験を重ねると、授業も以前行ったものに手を加えたり、題材を変えたりして行うことも増えてきます。少しずつ良い授業ができるようになってきます。しかし、このことを子供の側からみたらどうでしょうか。最初のころの不慣れで下手な授業を受けた子供は不運としか言いようがありません。
子供たちは一度しかその授業を経験することができません。ですから、最初から良い授業がしたい、子供たちがわくわくして待ち遠しく思ってくれるような授業ができたらいいと考えながら、今回の特集を組みました。授業の準備から事後の改善に至るまでを、いくつかの「コツ」として示しました。
そして、特別支援学校の大きな特徴はチームで授業を行うことがとても多いことだと思います。1人で頑張っても良い授業はできないのだということを改めて感じながら、原稿をまとめました。授業を組んでいる教員同士で色々な話をしてください。子供たちの目がキラキラするような授業づくりの達人を目指していきましょう。
(武井 純子) |