日本肢体不自由教育研究会
 

肢体不自由教育 No.242

特別支援学級での指導の工夫

 本号では「特別支援学級での指導の工夫」を特集のテーマとしました。特別支援学級の役割や現状について、全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会の山中先生、文部科学省の菅野先生、国立特別支援教育総合研究所の北川先生に述べていただきました。
 インクルーシブ教育システムを展開する上で、特別支援学級はますます重要な役割を担う存在です。しかし、在籍している児童生徒が卒業してしまうと学級がなくなってしまうなど、どのようにして学級における教育・指導の専門性を継承していくかについての課題もあります。
 実践報告では、小学校と中学校で特別支援学級を担当されている先生方に取組を報告していただきました。先生方がこれまでの指導の中で奮闘され、工夫されてきたことや、指導にあたる上で大切にされていることなどが紹介されています。
 本誌が特別支援学級で指導に取り組まれている先生方をはじめ、多くの先生方の指導に活用していただけると幸いです。

(熊井戸佳之)

 

・巻頭言
学校における特別支援学級の役割
山中ともえ
全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会会長
東京都調布市立飛田給小学校長

・論説
小学校・中学校における肢体不自由教育
菅野 和彦
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課
特別支援教育調査官

小学校・中学校の肢体不自由特別支援学級の現状と課題
北川 貴章
国立特別支援教育総合研究所
情報・支援部主任研究員

・実践報告
中学校肢体不自由学級担任としての取組
─交流学級での取組の支援等を中心に─
安達 美咲
神奈川県横須賀市立鴨居中学校教諭

小学校における肢体不自由特別支援学級での取組
─周りの人に頼れる力を付けるために─
小関 彩子
青森県野辺地町立野辺地小学校教諭

小学校特別支援学級における交流学習の展開
─特別支援学校のセンター的機能による助言を生かして─
村松 敦子
愛知県設楽町立名倉小学校教諭

・研究大会報告
第43回日本肢体不自由教育研究大会を終えて
西川 公司
特定非営利活動法人 日本肢体不自由教育研究会理事長

基調講演・セミナーA・セミナー



・トピックス
「第36回障害児摂食指導講習会」報告

・連載講座
重症心身障害のある子どもの学習評価(3)
 Sスケールの補助リストとその活用
徳永  豊
福岡大学人文学部教授
・講座Q&A
学習評価

・障害者福祉の基礎知識3
卒業後の生活を展望して
―自己実現と地域生活のための障害福祉サービスの利用―
富田 文子
埼玉県立大学保健医療福祉学部助教
・ちょっといい話 私の工夫
小学校の通常の学級に在籍する肢体不自由児への支援
─特別支援教育コーディネータ―としての実践を通して─
後藤 照代
千葉県立桜が丘特別支援学校教諭
・特別支援教育の動向
特別支援教育の動向 独立行政法人国立特別支援教育
総合研究所の研究及び事業の紹介
吉川 知夫
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 総括研究員
・各地の特別支援教育
〈愛知県〉
愛知県の施策と具体的な展開
木村  豊
愛知県立三好特別支援学校 校長

・図書紹介
■次号予告
■編集後記