肢体不自由教育 No.247
障害の重い子供の授業づくり
本号は、障害の重い子供の授業づくり、特に教科指導について特集しました。障害の重い子供たちの教科指導では、目標設定や評価の方法、段階の系統性を踏まえた指導の検討など、各学校で様々な工夫がなされていることと思います。
今回の学習指導要領の改訂では、各教科等で育成を目指す資質・能力がより一層明確化されました。また、各教科の学びを通して、知識を得たり、技能を身につけたりすることはもとより、授業を通してどんなことができるようになったのかという視点を重視しながら、指導を行うことが求められています。
本号の巻頭言や論説では、法令や学習指導要領に基づき、教科指導を行う上で押さえるべき事項について詳しく解説していただきました。また、実践報告では、国語や算数、生活等の実践を通して、主に、知的障害である児童に対する教育を行う特別支援学校各教科の小学部一段階について丁寧に取り上げたり、指導方法の検討を行ったりする内容を報告いただきました。
本特集を障害の重い子供の教科指導をする際の参考にしていただき、より豊かな学びにつなげていただければ幸いです。
(内田 考洋)
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