肢体不自由教育 No.249
地域の教育資源の活用
本号は「地域の教育資源の活用」を特集のテーマとして、それぞれの立場から、地域の中で育つ子供、地域とともにある学校について述べていただきました。
巻頭言や論説では、時代や社会の大きな流れを踏まえ、現在の特別支援教育や学校に必要なこと、求められるものを示唆いただきました。
また、実践報告には、いずれも学校や地域の中で、目の前の子供たち、未来の子供たちのためにご尽力された丁寧な取組が描かれました。
あらためて、学校で出会う子供たちは、地域や未来とつながる存在であり、教室での日々の営みは、そのような視点で捉えていかねばならないと、身の引き締まる思いがしました。
子供たちが、生涯にわたって地域の中で豊かに生きていくために、一二年間の学校生活でどのような力をつけさせたいのか、学校はどのように地域とつながっていけばよいのか、本特集号がそれらのことを考えるヒントとなれば幸いです。
(武部 綾子)
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