肢体不自由教育 No.250
表現する力を育てる授業の工夫
本号は、学習指導要領の全面実施を受け、改めて幼児児童生徒の表現する力に焦点を当てて、実践を紹介致しました。
巻頭言・論説では、学習指導要領における表現力を整理するとともに、幼児児童生徒にとって表現する力が、どのような意味をもっているのかについてご教示いただきました。また、四つの実践報告では、表現力を育成する各教科等の授業実践を著わしていただくとともに、そのための指導計画の在り方や学習評価の工夫など、実践的内容をご紹介いただきました。
本特集号を通じて、肢体不自由教育における『表現する力』は、幼児児童生徒の心身の発達と豊かな社会参加のために重要な意味があることを再認識しました。そして、我々教員は、表現する力を育成するための実践の更なる深化が必要であると感じました。
本特集号が、各校での実践や指導環境の整備に寄与できれば幸いです。
(園田 力斗)
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