肢体不自由教育 No.251
ICT活用の最前線
2020年は全国的に休校措置がとられ、子供の学習保障が全国的に急務となりました。第251号では、「ICTの活用はどこまで進んできているのか」「これまで活用されてきた教材・教具とともに、どのようにICTが取り入れられているのか」を紹介する契機と捉えて、特集いたしました。
論説での次の指摘には、とても考えさせられました。教員や支援者が新しい機器の活用方法にとらわれ、それまで使われていた支援機器の活用を十分に検討したのか、という問題提起です。新しい機器・技術に頼るだけではなく、目の前の子供に本当に必要な支援を考えることは、今もこれからも変わらないことに、改めて気付きました。
また、実践報告では、学習保障のあり方を学ぶことができました。双方向型遠隔授業とオンデマンド遠隔授業の二つの方法から遠隔授業の具体的な手立てについて言及していただきました。
本特集号をぜひ同僚の先生方と共有し、指導の充実につなげていただけるよう願っています。
(落合 正彦)
|