肢体不自由教育 No.253
教科指導の充実 ―国語、算数・数学の指導―
本号では「教科指導の充実―国語、算数・数学の指導」を特集のテーマとしました。
今回の学習指導要領の改訂では、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という視点が重視され、特に知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科等の目標と内容が大きく充実しました。私たち教員が授業の中で、児童生徒に何ができるようになってほしいか、何を学んでほしいのかを改めて意識する機会となったと感じています。
本号では肢体不自由児の国語、算数・数学の授業について、改訂された学習指導要領の内容や肢体不自由児の学習上の困難さとその対応などを、巻頭言及び論説で解説いただき、実践報告では指導内容の設定や教材の工夫等を紹介しました。
本特集を参考にしていただき、肢体不自由のある子供の授業改善の取組につなげていただければ幸いです。
(熊井戸 佳之)
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