肢体不自由教育 No.254
教科指導の充実 ―社会、理科、外国語(英語)の指導―
本号は、前号に引き続き「教科指導の充実」を特集のテーマとし、社会、理科、外国語(英語)の指導を取り上げました。
巻頭言では、各教科の内容に加えて、教科学習を通して身につける力がとても多いことに、教員として大変勇気づけられました。
論説、実践報告ともに、各教科の学びを通して、肢体不自由の子供に「このように育ってほしい」「こんなことができるようになってほしい」という願いを強く感じました。論説では、各教科で育てるべき三つの資質・能力を踏まえ、肢体不自由児の困難をおさえて解説していただきました。実践報告では、子供の実態に合わせた、丁寧な教材研究や実践の様子を紹介していただきました。教えたい内容について、その理解を教師が十分に深め、「これを伝えたい」という強い思いのもとに授業を展開することで、子供の学びが充実することを改めて思いました。
本号が教科の指導に悩む先生方のヒントとなれば幸いです。
(武部 綾子)
|