日本肢体不自由教育研究会
 

肢体不自由教育 No.261

地域の特色を生かした教育活動

 本特集号では、地域の特色や資源を生かした、色々な学校の取組を紹介することができました。ご寄稿いただいた先生方に感謝いたします。

 執筆いただいた先生方の原稿を、何度も読ませていただきました。論説で山本珠美先生が言及されていたように、「学校と地域との連携」は、学校と地域との「双方向の関係づくり」によって成り立つことを強く感じました。これまで私が勤務してきた学校でも、地域の方々に様々な場面で支援していただきました。しかしながら、私には、「学校が地域に貢献する」という視点が薄かったことを自省しています。

 地域の方々に学校づくりにご協力いただくとともに、学校の側も地域に貢献していく。この循環ができることにより、学校と地域の双方が、より良い関係に進展していくと、改めて考えています。

 本特集号を参考にしていただき、地域と学校との連携・協働の取組の更なる発展につなげていただければ、幸いです。

(熊井戸佳之)

 

・巻頭言
地域との協働による学校づくり
横澤 孝泰
神奈川県教育委員会教育局総務室 サポートオフィス所長
(前神奈川県立あおば支援学校長)


・論説
学校と地域との連携
山本 珠美
青山学院大学教育人間科学部教授

地域とともに子ども達を育む特別支援学校
 ―組織づくりと授業改善―
平岡 克也
京都府立向日が丘支援学校長


・実践報告
地域のSDGsへの取組を活かした実践
 ―「小倉城竹あかり」への出展に向けた図画工作・美術科の授業づくり―
水本 惠輔
北九州市立八幡西特別支援学校主幹教諭

外部機関や地域と連携した教育活動
 ―特色ある教育活動の充実を目指して―
森 亮子
東京都立八王子東特別支援学校主任教諭

若葉台地域とともに歩む学校
 ―開校10周年を迎えて―
黒田 英司
横浜市立若葉台特別支援学校(横浜わかば学園)教諭

進路選択に向けた学び
 ―地域資源を活用したAさんの事例を通して―
佐藤 裕美
鳥取県大山町立名和小学校教諭

・連載講座 改訂版生徒指導提要を読み解く(2)
チーム学校における生徒指導体制で個別の課題に対応する
保坂 美智子
山梨県立わかば支援学校ふじかわ分校教諭
・〈基礎知識〉「医療的ケアの展開」2
学校教育における医療的ケアの現状と課題
下川 和洋
特定非営利活動法人地域ケアさぽーと研究所理事
・ちょっといい話 私の工夫
個々の実態に対応した学習環境づくり
 ―身近にあるもので作製する補助具―
姫野 厚志
岡山県立早島支援学校 主任実習助手
・特別支援教育の動向
「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議報告」及び令和5年度特別支援教育関係予算の概要
菅野 和彦
文部科学省初等中等教育局視学官(併)特別支援教育課特別支援教育調査官
・各地の特別支援教育〈富山県〉
富山県の肢体不自由教育の取組
野尻 智之
富山県立しらとり支援学校 教頭
・図書紹介
特別支援教育のエッセンス
 肢体不自由教育の基本と実践

■次号予告
■編集後記