肢体不自由教育 No.267
指導に生かす肢体不自由教育の基本
肢体不自由教育の基本として、押さえるべきポイントを特集しました。併せて四回目となる連載講座「障害の重い子供のコミュニケーション指導」と「初期の育ちの理解と支援の基礎知識」も大切な基本です。読者の皆さんにとって、学びの参考となればうれしい限りです。
多くの特別支援学校では、チームティーチングによる授業づくりが実践されています。チーム内において、疑問点や意見を出し合い、相談していくことで、一人では知らなかった気づきを得られることはあります。まさに「三人寄れば文殊の知恵」ということわざにもある状況です。
ただし、チーム内で生まれる子供の指導に係るアイデアの源泉は、これまで各自が学んできた「基本」によるものが大きいと考えます。基本ができないと、応用はできないとも言われます。やはり、基本の内容は、先輩のまねをしているだけでは成長はなく、いかに自分で学ぶかが重要になるでしょう。
これからも子供たちの笑顔のために、肢体不自由教育の基本を学び続けてください。
(尾ア 至) |