「食べること」は、単に生命維持のための栄養を確保するだけでなく、身体的・精神的・社会的発達にも深い関わりがあります。本講習会は、特別支援学校等に在籍している障害の重い子どもの摂食指導に関して、基礎的・基本的な知識と指導技術、評価方法等についての研修を行うものです。 特別支援学校等において障害の重い子どもの摂食指導にかかわってきた経験豊富な教員(日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士を含む)等を講師に迎え、最初に、摂食・嚥下機能の発達過程や摂食・嚥下障害についての基礎的・基本的な理論を学びます。次に、理論に裏打ちされた具体的な指導や方法、指導計画の作成や評価等について、実践に即した研修を行います。また、障害児を長く診てこられた小児神経科医・摂食指導専門医の渥美 聡先生を迎え、「摂食嚥下機能に障害のある子供の経年的変化」の特別講義を企画しました。障害のある子どもたちの卒業後の姿を見据えた指導を考えます。 食べることに困難のある子どもにかかわる方々を対象とした理論と技術が学べる研修です。 |
◆主 催 | 特定非営利活動法人 日本肢体不自由教育研究会 |
◆後 援 (予 定) |
全国特別支援学校肢体不自由教育校長会 |
◆期 間 | 令和6年8月23日(金)9:30〜18:30、24日(土)9:00〜16:30 |
◆会 場 | 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 会議室 |
◆受講資格 | 全期間受講でき、学校、福祉施設、病院等で食べることに困難のある子どもにかかわる方 |
◆定 員 | 55名(先着順) |
◆受 講 料 | 日本肢体不自由教育研究会 会 員:13,000円(資料・教材費を含む。) |
受付期間 | 令和6年5月13日(月)〜8月16日(金) |
講 師 (予 定) |
【特別講演講師】 渥美 聡氏(東京都立府中療育センター 他) 【講 師】 長年にわたり障害の重い子どもの摂食指導に携わっている、阿部晴美氏、白鳥芳子氏をはじめとする日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士数名、および特別支援学校の教員複数名を予定 |
日 程 | 8月23日(金) @受付・開講式、A講義(摂食指導の基礎知識)、B特別講義(摂食機能障害児の経年的変化)、C講義(食物形態・口腔解剖・リスク管理) 8月24日(土) @実習(過敏と脱感作・鼻呼吸・姿勢の取り方・介助の基本・固形物摂取・液体摂取・バンゲード法)、A演習(子どもの実態の評価と指導計画の作成・事例研究)、B閉講式 |
問合せ先 |
特定非営利活動法人 日本肢体不自由教育研究会 FAX 03−3530−2453 e-mail:nissiken@nifty.com |
※具体的な日程や申し込み方法等の詳細(第二次案内)については、令和6年5月10日発行予定の機関誌「肢体不自由教育」第264号に掲載するとともに、5月上旬に、日本肢体不自由教育研究会のホームページ(https://nishiken-hp.normanet.ne.jp/)でお知らせいたします。 |